
■睡眠時無呼吸症候群(SAS)とは?
気道の閉塞などの原因で、睡眠中に何回も呼吸が止まる病気です。睡眠中の無呼吸の出現は健康な人でもみられますが、10秒以上の無呼吸が1時間に5回以上出現し、いろいろな病状を呈した時に睡眠時無呼吸症候群と診断されます。
SAS(睡眠時無呼吸症候群)は睡眠を妨げるだけでなく、昼間に眠くなるなど日中の生活の質を低下させ、さまざまな病気の原因になります。早く気付いて早めに治療することが肝心です。
■日中の症状
- 高血圧、糖尿病、心筋梗塞
- ミスが多く仕事の成果があがらない
- 居眠りによる交通事故

あなたの眠気度を自己判定して見ましょう!!
眠気度が高い場合、あなたが睡眠時に呼吸障害をおこす確率が高いといえます。あなたが次の状態にいる想定をしてください。その場合、一般的にいってあなたの眠気の程度はどうですか?下記のように点数でお答えください。(合計点数で眠気度を判定します)
決して眠くならない |
時々 眠くなることがある |
2回に1回は眠くなる |
ほとんどの場合眠くなってしまう |
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Q1 座って本を読んでいるとき |
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Q2 テレビを見ているとき | ||||
Q3 劇場、映画館、会議などで座っているとき | ||||
Q4 車の助手席で1時間ドライブをしているとき | ||||
Q5 昼食後、横になったとき | ||||
Q6 座って誰かと話しているとき | ||||
Q7 昼食後、静かに座っているとき | ||||
Q8 車を運転していて信号で数分間停止したとき |
決して眠くならない | 0点 |
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時々眠くなることがある | 1点 |
2回に1回は眠くなる | 2点 |
ほとんどの場合眠くなってしまう | 3点 |
以上、合計点数を計算してください。
■6点以上と答えた方
あなたは睡眠呼吸障害を伴っている可能性が高いと思われます。
もし周囲の人から以前に、あなたが夜間のいびきや呼吸停止を指摘されたことがあれば、睡眠時無呼吸症候群を起こしている確率は一層高いと言えます。また、夜間のいびきや呼吸停止がなくても、眠気が異常に強ければ睡眠呼吸障害の可能性が極めて高いと言えます。
◇当院では、土曜日午前に睡眠時無呼吸症候群外来を実施しております。(第4土曜日を除く)
※簡易検査の結果、終夜ポリグラフィ検査(1泊検査入院)が必要な場合は
検査可能な他の医療機関をご紹介いたします。
TEL : 042-486-8111
FAX : 042-485-2955
E‐mail :daihyo@kitatamahospital.or.jp